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これまでの道・・。 no.24
そんなブサイクの叱咤激励の元、私は無我夢中で仕事を覚えていった。
そんな折、私の師であった店長が新たな部門を立ち上げるべく千葉店からいなくなった・・。

 次の店長は? 店長に抜擢されたのは、営業成績抜群の1つ下の当時の課長だった。
年下ながら妻子ある身で、スーツに身を包むキリっとした構えの若造想いのしっかり者。
きっと彼なら、この珍獣たちをどうにかまとめていけるだろう・・ そう私は期待を胸にした。
課長時代は仕事を共にし、色々教えてもらい、一緒に飲みに行く仲間の1人だった・・。

 しかし、縦社会の厳しい店長育成によって彼は次第にキャパを超える任務を指示される。
珍獣たちを取り締まり、売り上げ達成のために店長自ら数字を与えられる・・
きっと若かりし彼にはその責任が重圧へと変わっていったのだろう。 次第に人格までも・・。
 年上で経験豊かな人たちは次第に減り、入社して1日で退社していく人さえいた程だ。

徐々に仕事に慣れていった私には、次なる課題が頭に浮かんだ。

 それまでは、いかに素早く仕事の流れを掴み、図面を仕上げ、現場を仕上げることだった。
けれど、以前から抱いていた?の気持ちが、刻一刻と湧き上がってきたのだった。
 もっとお客様思いの提案型リフォームをしたい。 その気持ちに揺れ動く自分・・。
しかし、営業は・・・ というと、いかに迅速に現場を片付けるかに重点を置いていた。
一生懸命時間をかけて打ち合わせした仕様内容さえ、いざ現場へ行ってみると別世界、
営業がやりやすい、扱いやすい、お客様を無視した施工へと変えられることさえあった。

 ?の気持ちを泣きながら口にしたミーティング・・・。
「どうしてこの店は、こんなにめちゃくちゃなの? もっとお客様の気持ちを大切にしたい・・」
「わずか数万円の工事だって、お客様にとっては一生一度の機会かもしれない・・」
「金額の大小で、足元を見るような営業は止めてほしい・・」 気持ちが溢れて止まらない私。

そんな私をあざ笑うかのように過ぎていった千葉店での時間・・・。

 そんな千葉店の現場状態は更に悪化していく中、業界のカリスマと称えられる当時社長の
衝撃的な一言である日一変した。 全店合同会議での「塩化ビニルクロス(壁紙)の禁止」発言。
 前触れもなく、ある日突然、自然派リフォームへの変化が訪れたのだった・・・。

 まだまだ覚えきらないことだらけな毎日なのに大丈夫だろうか・・?
当時はいかに安くリフォームをするかがお客様の要望の第1で、健康?自然派?という感じ。
 今まで当然のように使用してきた壁紙を、倍近い値段のエコクロスへと勧める。
けれど、私に戸惑いはなかった。 というより、この方が私には向いているかもしれない・・。

 しかーーーし、事態は更に悪化。

 突然の会社方針の一変に理解を得ない珍獣たちの退社、生き残った者の戸惑い・・。
けれど、私はやっとICが必要とされる時代がやってきたのだ!複雑な千葉店事情の中にも、
開拓精神豊富な私は、新たな喜びを見出していったのであった。

 そんな喜びも束の間、、 店長はじめ珍獣たちにとって私は更に邪魔な存在に・・。
それはそうだろう、ICが加わり提案をすることによって工事内容はより複雑にデザイン化される。
営業にとっては、発注、職人手配、現場管理、完工に至るまでの工程が一気に複雑化・・。
 ようは、私が?の気持ちを抱くことで、工事は「面倒くさい」こととなっていくのだ。

 店長就任当初は、そんな私の気持ちを肯定的に受け止めてくれた彼だったが、
次第に私は彼にとって、「目の上のたんこぶ」であり、厄介な存在へと変わっていったのだ。

 そんな私の問題の前に、彼にとっては年上ばかりの個性豊かな珍獣集団の解決が先!
しかし、珍獣たちは彼の期待に反した個々の満足ばかりを追い求め暴走していく・・。
ついに、千葉店はバラバラに・・。 私の心は現実を解決できないもどかしさでいっぱい。

 そんな千葉店に現れたのが、当時他店で優れた成績を納め、更に顧客満足No.1、
ようは、今までの?部分にあたる 「お客様思考の成功者」 が 救世主として赴任してきた。

 彼は主任と言う位置に抜擢され、それまでになかった千葉店のムードを一変させた。
いかにお客様を思い、きちんと対処し、工事を納めていくか・・ 日々彼の経験を学ぶ。
 そして、落ち着いた物言いの彼が珍獣に麻酔銃を打ち込み、店の雰囲気が変わった。
私はそれまで見たことのない営業スタイルに目からウロコ・・・。 心から彼を尊敬した。
 それは私のみならず珍獣たちにも、新人たちにも皆伝わっていき、 いつしか彼は
千葉店のよき相談役であり、よき上司であり、お客様を満足させる仕事の見本になっていく。

私の仕事にも、ついに 「春」 が きた! ----- そう心から思った。

「こうした方がもっと使いやすいかもしれない・・」
「これを使った方がより安全になるのでは?」
「ちょっと面倒だけど、ここにこれを使ったほうが・・」  それまでの?を受け止めてくれた。

誰もが口を揃えて言う言葉、、、 「彼は誠実で、お客様思いの優しい上司」

 きっと100人に聞けば、100% そう答えるに違いない・・ 皆、そう思った。
次第に、私も彼に相談し、弱音を見せ、今までの気持ちを話しこれからの期待をぶつけた。

 そんな彼の加わった新生千葉店は、営業成績はまだまだであったが、ムードは一変。
残業が終われば、彼を率いて深夜に、居酒屋、ラーメン屋、、 朝まで語り合うことも多々。
仕事に対する情熱を皆に話していくうちに、珍獣たちは徐々にまとまっていった。
 目に見えて変化する千葉店の姿が、私には嬉しくて仕方なかった。

しかし、、、、そんな折、店長がある営業に口にした言葉。 それは?

 「私が邪魔だ!」 そうハッキリとそう告げたのだった。
それまで、なにくそー(怒)!とは思っても、きっと重圧によって人格が変わっただけ、
きっといつか昔のような飲み仲間に戻れる日がくるはず・・ そう歯を食いしばっていた。
 なのに、、、 怒りを通り越した、何とも言えない悲しさで涙が溢れて止まらない。

「絶対に辞めない!」 そう誓ったあの日を胸に全速力で頑張った私だったが、ついに・・・。

 営業から連絡が入った翌日、 「辞めてやる!」 そう店長に言った。
思い立ったら・・ そんな押さえ殺してきた自分の気持ちが爆発した瞬間だった。
 きっと、店長は私がいなくなった方が仕事がずっと楽になる、そう思ったに違いない。
私もいっそ、明日にでも辞めてやる!その気持ちを押し通した。
 が、しかし、突然の私の辞表宣言に本社からお偉いさんが登場! 
「まぁまぁ、そうカッとならないでさ。 ぶっちゃけ、お前に辞められたら困るしな」などとフォロー。
 居酒屋での店長、私、お偉いさんの三人でのゴタゴタが過ぎていく・・。
結局、一度口にしたら止められない私の根勝ちとでも言うのだろうか・・、退社が決定。

 悔しさで溢れながら眠れぬ夜を過ごしたあの日・・。 

翌日、思わぬ電話がかかってきた。 それはグループ会社の社長でだった。
 「お前辞めるんだって? 千葉に新店舗を出すからそこに来い!」
はぁ、、、行きたいけど、グループ会社ってことはまた彼らと顔を合わすなんて・・・。葛藤。
 しかし、社長の次の言葉で私は動いた。
「今まで、出来なかったことやりたいこと思う存分やれ、お前の好きなように!」
「明日の責任者会議で、俺から上層部に異動という形で処理してやるから、安心しろ」

力強い社長の言葉に、さっきまでの悔し涙に嬉し涙が加わり、もう目は明けられない状態。
パンパンに膨らんだ目は、熱をもち、運転さえ出来なかったあのまぶたの重みを忘れない。

そう、こうして私はグループ会社の新店舗に異動が決定、即日千葉店を去った。
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これまでの道・・/心の棚卸
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thema:生き方 - genre:ライフ


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