スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ふぅたmama
スポンサー広告


これまでの道・・。 no.31
中国の過酷な買い付けで学んだこと・・

それは、単純なコト。 そして、基本的なことである 「伝える」 という方法だった。
何を伝えるかって?  それは、言葉。 自分の思いを言葉で伝える・・。

昔気質の職人というのは、非常に良い腕を持つと同時に、自分なりの信念を持っている。
それゆえ、私のような小娘がでしゃばって、こうしてと図面を持って新しいコトを提案するのを
非常に嫌がり、馬鹿にし、面倒くさがり、自分なりの方法で片付けてしまうケースが多かった。

 事実、モデルルーム着工後も 私に対する態度は極めて厳しかった。
突然のプロジェクトであったため、過去に共にパートナーとして現場を納めたことがない職人。
それゆえ、理解されにくく、私の提案に対する今までにない形、素材、納め方に異議あり・・
 確かに私には、職人さんに敵うほどの知識もなければ、素人に毛が生えたような設計図。
それらの批判はごもっともな意見だ。 しかし、意見対立をしてるような余裕はなかった。

 そんな折、中国の買い付けが命じられた私。
ペットボトル片手に、広大な砂利道を数時間・・ 辿り着いた先には莫大な面積を誇る建材市場。
端から端まで、全ての商品をチェックし、仲介に入っていただいた中国の取引先社長の片言の
日本語訳で交渉、図面から必要㎡数をその場で計算し、取引の開始。
それは値段から、迫り来る着工までの最短期限での船便コンテナ発送の予約まで。
 そして、商品化されていない自社オリジナルを作ってもらうため、デッサンを描き、
ここはこの大きさでこんな感じ、こと細かに説明・・ それでも通訳を介すため相手は?顔。
本当に伝わったのだろうか・・? 何でも“yes”と返答する相手に不安ばかりが募る。
 その不安は的中、、 OPEN ギリギリで到着したと思えばサイズも色も違う有様・・。

そんな四苦八苦の珍道中で得たものは、日本に帰国してから気づいたのだった。

それまで、 どうして伝わらないんだ? 分かってもらえないんだ? 職人さんへの想い。

 しかし、帰国した私は変わっていた!
そうだ、同じ日本人なのだから伝わる。 そうだ、私の意志をきちんと理解してもらおう!
何かがスーーッと軽くなるような、ひらめきにも増したあの気持ちを思い出すなぁ・・。

それからだ、職人さんを集めて、自分なりのこの図面への想いとイメージを伝えた。
そして、一緒に汗水流しながら仕事をさせてもらった。 明けても暮れてもずっと隣にいた私。

 次第に、大工の親方に変化がおとずれるようになっていったのが分かった・・。
「面倒くせぇなぁー、 なんでここは真っ直ぐじゃねぇんだょぉー」 そう言う顔にも笑みが!
 私はこの時、初めて 「通じたーーー!」 そう実感した。

    言葉に気持ちをのせて伝えれば、伝わらないことはない。
    伝わってないのは、きちんと説明できない自分の意思の欠如である。 ってとこかな・・


相変わらず、部屋に戻れば彼の非情なる言動に涙していた私だったが、希望が見えていった。

そぅ、救ってくれたのは現場の人たちが一生懸命やってくれている姿だったのかもしれない・・。

 次第に、コミュニケーションも深まり、1つになっていった私達。
昼は通常通りSHOPのスタッフとして接客、物件の打ち合わせ、閉店後から作業に入り、
残り1ヶ月をきった頃には、深夜まで作業を続けてくれた職人さんたち。

反して、他人事のような態度でただ見に来る千葉店スタッフ、そのうちの1人が彼だった。
何の手伝いもせず、ひやかしにくる店長、、、 怒りの気持ちでいっぱいだったのも事実。

けれど、ゴールが見えてくるに従い、私の頭の中はまだ見ぬOPEN時のお客様のことばかり。
最高の笑顔でスーッと息を吸い込むようなリラックスした空間、、つい ホっ・・が出てしまう・・
今思えば、そんな風景が私の脳に癒しを与えてくれたのだろう。

だから、明け方まで続けた一人での床の塗装も、スタッフ皆で塗った珪藻土の壁も、、
全ての作業が過労で倒れてしまいそうな私にさせておきながら、救ってもくれた。

短距離走の選手が、そのまま42.195kmを走り続けるような日々を終え、ついにOPEN。
そこには、期待した以上のお客様が溢れかえっていた。 たくさんの方々が来店してくれた。
何度も工事をリピートしてくれるお客様の顔ぶればかり・・ 本当に幸せに満ちていた。

そして、 「100点満点の出来だ!」 普段めったに褒めない社長が言ってくれた一言。
私は、社長のために働くようなタイプではないけれど、この時ばかりは嬉しくて泣いた。
大人になってから、こんなにも厳しく叱りつけられた経験は一度もなかった私・・。
腹を立て、心から ちっきしょー! と 思うような発言の中にも人を想う人間味のある人。
そのハートが私の心を動かしたのだと感じた。

しかし、「これでこの仕事終わりにしよう・・」 
退社決意の気持ちは既に このプロジェクト終了と共に始まっていたのかも・・。
スポンサーサイト
ふぅたmama
これまでの道・・/心の棚卸
0 0

thema:生き方 - genre:ライフ


comment
comment posting














 

trackback URL
http://futa375.blog47.fc2.com/tb.php/57-5472948a
trackback
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。